糖質オフという罠
それは2ヶ月前。
ふと、ずっと体重計に乗っていないことに気づいた。
なんだか最近、お腹周りがきつくなった気がするなぁ。ちょっと太ったかな?
そこで軽い気持ちで体重計に乗ってみた。
ショックだった。
太っとる。。。
自分は身長が178センチメートルであり、標準体重が69キロぐらい。
大学時代からほぼ変わらずその体重をキープしていた。
目の前の体重計は77キログラムを表示していた。。。
8キロオーバー!
なんてこった。
中年になるっていうのはこういうことなのか。
気づいたらメタボ目前ですよ。ってか実はもう既にメタボ?
いや、薄々は感づいていた。
だって脱いだらお腹全体がポッコリな感じなんだもん。。。
なぜこうなった。
原因を考えてみる。
おそらく日本酒の摂取過多とそれに伴うツマミの摂取によるものだろう。
自分はアルコールが好きである。
大酒飲みだとは思わないが、日本のビール及び日本酒の消費拡大に貢献していると自負している。
週末の晩酌はやめられない。
しかしである。
このままメタボ一直線ではヤバイ。
ということで、やれることからダイエットを始めなければと思い立った。
ダイエットなんて所詮、摂取カロリー<消費カロリーであれば痩せていく。
適切な食事制限と適度な運動をすれば自ずと痩せていくであろう。
まずはジョギングから始めることにした。
近所にある運動公園の周りを超スローペースで走る。
しかしこれが本当に辛い。
こんなに遅いペースなのにすぐに足が重たくなるのはなんでなの?
苦しい。苦しいぞ。
まかりなりにも学生時代にはバスケットボールやテニスで汗水を流していた。
スポーツマンを自負していたが、もはや見る影もない。
なんとかノルマに課した5キロメートルを走りきる。
そんなことを何回か繰り返した頃、体に異変が。。。
なんか左膝の横が痛い。
歩くだけでも痛い。
整形外科に行くと、どうやら足の筋肉が固い状態で無理をして走ったことで膝に負担がかかったらしい。
ストレッチを学んで帰路に着いたが、走りたいのに走れなくなってしまったため、走る気持ちが萎えてしまった。。。
人間は弱い生き物である。
つい楽な方向に逃げたくなるものである。
運動がダメなら食事制限をすればいいが、晩酌をやめるのは辛い。
どうすればいいのか。。。
そんな迷える子羊の自分がスーパーのビール売り場でふと目にしたのが「糖質オフ」の文字。
ビール、というか発泡酒だが、飲むのはだいたいアサヒのクリアアサヒプライムリッチ。
他のビールはほとんど目に入っていなかったのだが、糖質オフや糖質ゼロの製品が多い事に驚く。
みんなお酒は飲みたいけど健康も気になるもんなのね。
まさに自分にぴったりじゃないか。
物色し、糖質オフの発泡酒を購入。
最初からそうすればよかった。
メデタシメデタシ。
しかし、ここに罠があった。
糖質オフや糖質ゼロの製品を見る際、同時に摂取カロリーを比較していた。
重要なものを見落としていたと気付いたのは、かなり後になってからだった。
重要なもの。それはそう!アルコール度数である!
普通のビールはアルコール度数が5度から6度ぐらいあるものが普通である。
しかし、この糖質オフの製品はなんとアルコール度数が3度から4度と低いものが多いのである。
この事実に気づいた時にはワナワナと身体が震えてしまった。
酔うためにビールを飲むのに、アルコール度数が低いと酔えないじゃないか!
一体なんのために飲むのか。
これだったらノンアルコールビールと変わらんではないか!
いや、そこまでは言わないけど、酔わないとほんと何のために飲むのか分からんよね。
この事実に気づいて以降、糖質オフのビールは買わないようになった。
代わりに今買うようになったのはキリンの「のどごし STRONG」。
これはアルコール度数が7%と高めなので、少量で酔いやすいのではないかという期待を込めて買うようになった。
みなさん、糖質オフという言葉に騙されてはいけませんよ。
ちなみに体重は今現在、まったく落ちていない。
ダイエットって難しい。。。