レキシ

自分の好きなアーティストにレキシというアーティストがいる。

一応言っておくと、歴史に関する曲を作って歌っているアーティストである。こう言うとなんだか滑稽だな。

とにかく、このレキシというアーティストは歴史上の人物や事柄を歌詞にして歌っている。

聞いたことがない人は是非とも一度聞いてほしい。

キャッチーな曲に乗せて紫式部だの、稲作だのを歌っている。

そんなレキシを聴きながらふと思う。こんなに歴史のことについて興味を持っていたのなら、修学旅行はもっと楽しかったのかなと。

自分は九州は熊本県の北側の出身で、小学校は長崎、中学校は広島、高校は京都へ修学旅行に出かけた。ほんと海外とかスキーとか言ってたらこんな事思わなかったかもしれないけど、王道のなかの王道という修学旅行先だったと思う。それなのに、旅行の思い出なんてほとんど無い。何故なのか。もっと歴史を知っていたのなら、修学旅行に行った先で思いをはせることができたのか。あの天皇はこういう事でこの神社を建てたんだよね〜、とか言ってたのか。いや、そういう事じゃ無いんだろう。おそらく、高校生ぐらいでそのレベルに達している人物ならば、もっと違った人生を歩んでいるだろう。40歳目前の今だからこそ、そんな事を思うんだろう。だって、高校生ぐらいって、同級生とは、はじめの一歩やエロ話で盛り上がるぐらいでしょう?そうでなかったら青春時代に何を話すんだよ!歴史の話なんてした事ないよ!

でも、歴史に興味を持っていたのならもっと豊かな人生を歩んでいたかもしれないなぁなんて思いながら、椎名林檎のトリビュートアルバムを聴いている。レキシが歌っているんで。

 

アダムとイヴの林檎

アダムとイヴの林檎

 

 

過ぎてしまったことはしょうがない。
過ぎ去りし日はもう帰ってこない。今どう感じるか?それが大事。だから、歴史をもっと知っていたのなら。そう思うなら、今から歴史を勉強すればいいと思う。そうやって歴史を勉強して、改めて古都を訪ればいいだろう。いつになるかわからない。でも、いつか京都を訪れたいね。あの日見た清水寺は、また違った感動を与えてくれるよ。

 

今週のお題「修学旅行の思い出」