改めてLinkin Parkを聴いてみる
2002年。
就職のため九州から関東地方へ就職した年。
そして毎週末、新宿のタワレコでCDを試聴しまくってた時期です。
今でこそ洋楽はほとんど聴きませんが、この頃は邦楽、洋楽問わずタワレコでオススメされていたCDを色々聴いて、気に入ったものがあれば購入するということをしていました。
洋楽のいいところはまずお値段が懐に優しいところ。
邦楽のCDが通常アルバム1枚3000円ほどするところ、洋楽のCDだと1600円ぐらいと約半額で購入できてしまいます。
今でこそApple Musicのように定額による音楽聞き放題のサービスがありますが、この頃はそんなものあるはずもなく、また洋楽のCDレンタルなんていつになるのってぐらい待たされるので、洋楽好きな人は購入するのが当たり前だったと思います。
そんな時に出会ったのがLinkin Park。
最初はBreaking The Habitのプロモを見てかっこいい曲だなぁぐらいに思っていました。
で、タワレコでオススメされていたのでHybrid TheoryとMeteoraを視聴しました。
Hybrid Theory (Special Edition)
- アーティスト: Linkin Park
- 出版社/メーカー: Warner Bros.
- 発売日: 2000/10/24
- メディア: MP3 ダウンロード
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今の言葉で言うと「やばい!」でした。
今まで聞いていた音楽とは全く異次元のものに感じられるぐらい衝撃的でした。
ジャンル的にはロックなんでしょうけどヒップホップ?ミクスチャー?
自分の知識ではなんと形容して良いのかわかりませんが、それまで聴いていた音楽とは一線を画すような音楽性で一瞬でLinkin Parkの虜になりました。
Linkin Parkすげぇ!
しかしこのバンド、そこから新曲をなかなか出さす、2007年にやっとアルバム「Minutes to Midnight」を出しました。
。。。
あれ?
なんだろう。
Hybrid TheoryとMeteoraで感じたあの独特な音楽性と全然ちがう。。。
なんだか普通のバンドに成り下がってしまったような。
Linkin Parkらしさっていうのが感じられない。
せっかく5年も待ったのに、出来上がった作品がこれかという残念な気持ちでいっぱいでした。
これでLinkin Parkへの興味は失せ、これ以降は曲を聴くことはありませんでした。
。。。
時は過ぎて2017年。
今はCDを買いに行かなくても、レンタルしに行かなくてもスマホがあれば好きな時間に好みの音楽を探して聞くことができます。
ふとLinkin Parkが好きだったことを思い出し、Apple Musicで検索してみました。
さすがApple Music。
洋楽にはめっぽう強いようで、バッチリアルバムが出てきました。
加入していれば聴くのはタダ。
改めて「Minutes to Midnight」以降のアルバムを聴いてみようと思い立ちました。
出しているアルバムは3枚。
ちなみにディスコグラフィーを見るためにWikipediaで調べたところ、Hybrid Theoryは全米で1000万枚を超えるセールスを記録しているのに比べ、この三枚は90万枚、60万枚、30万枚とCDを出す毎にセールスが落ちている様子。
う〜ん。聴く前から何ですが、この情報を知ってしまうとあまり期待できませんね。
とりあえず気を取り直して聴いてみましょう。
まずは4枚目の「A Thousand Suns」から。
。。。
正直なところこんなもんかって感じです。
やはりあの感動は蘇ってきません。
それとも思い出補正されているだけ?
このアルバム聴いてもあんまりピンときません。
次、5枚目の「LIVING THINGS」。
こっちは4枚目よりはマシかな。
Linkin Parkっぽさが感じられない曲もあるけどまだ好きです。
でも落ち着いた感じの曲が多い?
最後は6枚目の「The Hunting Party」。
一曲目からなんか別のバンドの曲を聴いているようです。
というか全体的にもう別のバンドのようです。
やはりあの唯一無二のサウンドは聴けなくなってしまったのか。。。
非常に残念です。
やっぱり自分の中ではファーストとセカンドアルバムこそが求めているLinkin Parkでした。
もうあの頃のLinkin Parkに戻ることはないんだろうなぁ。