おしゃれボウズではない

自分は生まれてから中学を卒業するまでずっとボウズ頭でした。

藍坊主

藍坊主

 

 

別にボウズが気に入っていた訳ではありません。

ただ単に息子をボウズにしとけば、散髪代はかからないし楽だという親のエゴです。

いや、実際に聞いた訳ではないですが、おそらくそんなところでしょう。

ちなみに中学は男子みんなボウズ必須。

あり得ますか?

今の時代は恐らくそんな校則無くなっていると思いますが、今思えばなんて前時代的な校則でしょう。

都会っ子に言ったら信じてもらえないでしょうね。

そんな感じだったので、高校に入学するまで髪型に悩んだ事はありませんでした。

というか悩めなかった。

ボウズが嫌だとは時々思っていましたが。

で、中学卒業後の春休みですよ。

高校からは当たり前ですがそんな校則はありません。

可能な限り髪を伸ばし、ついに自由な髪型にする事が出来るんです。

しかし。。。

今までずっとボウズ頭だったのでどんな髪型にしていいかワカラン。。。

そんな状況で自分は友達のA君と床屋に行きました。

それはA君が是非とも一緒に髪を切りに行こうと誘ってきたから。

美容院ではありません。

至って普通の床屋です。

床屋に着いてもどんな髪型にしていいのかさっぱり見当が付きません。

先にA君が切ることになりました。

そこでA君はキッパリとこう言い放ちました。

「角刈りで」

なるほど。

ボウズ頭から進化するにはまず角刈りにすべきなのか。

自分のもやもやはそこで解消されました。

次に自分の番がやってきました。

どんな髪型にしますか?

聞かれると、当然のように言い放ちました。

「角刈りで」

。。。

ボウズからの卒業です。

今考えても恥ずかしい事この上ない。

角刈りって!いつの時代だよ!

あまりの自分の知識の無さに愕然とします。

もしもドラえもんがいてタイムマシンを貸してくれたならば、迷わず当時の自分に会いに行って角刈りを全力で止めます。

そして、その後通うことになる美容院をオススメします。

あの角刈りのせいで高校1年生の半分は見た目で損したんじゃないかと思います。

でも角刈りのくせに寝癖を気にしたり、なんか髪をいじってた気がします。

自分の黒歴史ですね。

今度のパーマは失敗しない事を祈るのみです。

 

今週のお題「卒業」