少年はカエル、ザリガニと戯れる
どこの地方都市でも同じでしょうが、都市部と田舎、超田舎に分類されます。
まず都市部の熊本市。
この前震災してしまいましたが熊本城があり、メインストリートの上通りと下通り商店街には鶴屋デパートやPARCOがあり、老若男女の買い物客で賑わいます。
うちは家族で年に1回行くか行かないかぐらいで、子供の時はこれが都会なんだと思っていました。
対して、自分が住んでいたのは田舎町。
山や綺麗な川があるわけでもないので超田舎とはいいませんが、じゃあ何があるのと聞かれると答えに窮してしまうような中途半端な田舎町。
でもコンビニなんて1件も無かったんで、都市部に住んでいる人からしたら超田舎なのかもしれませんね。
そんな田舎町なので、団地のように誰かがいつも遊んでいるという状況ではなく、遊び相手を探すのも一苦労でした。
しかし、中途半端とはいえ田舎なので生き物は割とたくさんいました。
1人の時、もしくは友人達とはそんな生き物達と戯れます。
家の横のドブにはでっかいヒキガエルがたくさんいました。
そんなカエルを釣るにはあるものを使います。
まず糸と釣り針を用意します。
そしてエサを用意します。
エサは赤い花の花びらです。
自分の近所には少し毒々しいぐらい赤くて大きい花が咲いていました。
その花びらを数枚釣り針に刺して、後はカエルの前でピョコピョコさせるとカエルは簡単に針に食らいつきます。
疑似餌になるんでしょうか?
なぜこの方法を知ったのか記憶にありません。
誰かに教えてもらった記憶もないし、自分で編み出したのかな。
そんなこんなで簡単に大量にカエルを捕まえる事ができました。
ただ、捕まえたって飼うわけでも食べるわけでもないのでキャッチアンドリリースでしたが。
後は不毛なザリガニ釣り。
まずは何とか1匹ザリガニを手で捕まえます。
捕まえると即解体。
エビを食べる時って頭と胴体を捻って身体の皮をむいて身の部分をたべますよね?
その状態にします。
あとはひもでそのザリガニの身をぐるぐる巻きにして沼の中に放り込みます。
するとザリガニが釣れます。
釣れたザリガニは即解体。
皮をむいて身をひもに結び付け。。。
エンドレス。
不毛です。
今思うと何だか少しかわいそうな事をしていたような気がします。
子供の暇潰しのために何匹ものザリガニが犠牲になってしまいました。
でも子供の情操教育にはそういう経験も必要なのかもしれません。
うちの子供達も魚やカニを捕まえるのは大好きなので、生き物と触れ合うっていうのは子供の心を育むのに大事なんじゃないでしょうか。
そこだけはやっぱり都会に対する田舎のアドバンテージでしょうかね。
今週のお題「何して遊んだ?」